
自動測温・サンプリング装置

溶銑、溶鋼の測温とサンプリングは作業環境が過酷なことから、測温・サンプリング装置の自動化が進んでおります。
弊社は長年の製鉄プラント設計陣の豊富な経験と技術により、この装置を商品化したもので、多くの納入実績を有するメーカーです。
ここにご紹介する機種は代表的な構造のものでありますが、ユーザー様のニーズと設置スペース等にマッチした設計を行う事により、きっとご満足いただける設備が出来るものと確信致します。

代表的なサンプリング方式

傾動昇降タイプ
ガイドフレームを測定物側へ傾動する構造で、作業デッキから測定物が離れており、上部に干渉物がある場合に適しています。

固定昇降タイプ
昇降駆動ユニットでランスを昇降させる構造で、建屋の高さや広さに余裕がある場合に適しています。

炉側旋回昇降タイプ
電炉作業孔から測定する方法で、測定後は待機側へ旋回する構造としています。作業床上の干渉物に制約がない場合に適しています。

2段昇降タイプ
ガイドフレームにランス台車を取付けチェーンにて駆動させるため駆動量の2倍でランスが昇降する構造です。建屋及び高さ制限がある場合に適しています。

炉側旋回R昇降タイプ
電炉作業孔から測定する方法で、構造的には炉側旋回上昇タイプと同構造ですが、ランスに曲げを付けた構造で、作業床上の干渉物に制約がある場合に適しています。

炉頂旋回昇降タイプ
炉及び鍋上から測定する方法で、測定後は待機側へ旋回する構造としています。建屋の高さや周囲の干渉物に制約がない場合に適しています。
プローブ脱着装置


プローブ脱着装置とは一般的に操業床に設置されており、プローブの充填から切り出し、測温・サンプリング用ランス本体のホルダーの先端に測定目的に必要なプローブを自動的に装着、測定後のプローブを抜き取りを行うもので、ボンブタイプのサンプルは自動で取り出し・気送管に受渡しが可能です。
その他製鉄関係開発品
その他製鉄関連開発品の一部をご紹介いたします
高炉炉頂に設置し、炉中心まで多点のガス採集と温度を測定する装置です
高炉原料内のガス採取と温度を測定する装置です
鋼板コイルの梱包ラインで、各工程にコイルを昇降・搬送する装置です
高炉からトーピードカー(混銑車)に出銑時、トーピード内でのホーミング防止の溶剤を投入する装置です
この他にも各種工業製品の設計・製造が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。